メルカリ便は、基本的に自動で匿名配送になるシステムです。
ただし、匿名配送にならない場合もあるので注意が必要ですね。
通常の宅配便と違い、フリマアプリ特有の配送サービスなので、最初は戸惑うかもしれません。
実際に、メルカリで匿名配送すると、どういうやり取りが必要なのか。
匿名配送にできないって、どういう時なのか。
注意点も交えて、説明します。
メルカリ便の種類
メルカリ便は3種類あります。
- らくらくメルカリ便(クロネコヤマト)
- 大型らくらくメルカリ便(クロネコヤマト)
- ゆうゆうメルカリ便(日本郵便)
匿名配送が使えるのは「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便」です。
「大型メルカリ便」は匿名配送できません。
あと、メルカリ便ではクール便が使えませんので、食品などを送る際はご注意ください。
らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便の違い
らくらくメルカリ便はヤマト運輸が、ゆうゆうメルカリ便は日本郵政が請け負っているサービスです。
細かな違いは、表にまとめました。
ちなみに、ゆうゆうメルカリ便は2020年4月現在、試験的に一部地域で「はこぽす」からの発送を行なっています。
参照→日本郵便公式サイト
2つのメルカリ便、料金の違い
どちらの発送方法で出品したらいいか迷ったら、発送場所が行ける範囲にあるのであれば、料金で選ぶといいです。
宅急便コンパクトとゆうパケットプラスは、それぞれ専用の箱が必要です。箱代がかかります。
専用の箱は、各営業所と一部のコンビニ、メルカリストアで販売しています。あと、メルカリでもよく出品されていますね。
専用の箱は、一度使ったらリサイクルできませんので、ご注意ください。
どちらのメルカリ便も、通常のクロネコ宅急便・ゆうパックより料金がやすくなるように設定されています。
小さいサイズは、ゆうゆうメルカリ便。
大きいサイズは、らくらくメルカリ便が比較的安くなるようですね。
メルカリ便で匿名配送する方法
では、メルカリ便で送る場合の流れを説明します。
匿名配送は出品者と購入者、お互いがそれぞれの住所と名前を明かすことなく荷物が送れるサービスです。
匿名配送で送るには、出品時に配送方法を「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」に設定しておく必要があります。
メルカリ便の送料は、商品代金から自動で引かれます。
そのため送料が商品価格を上回ると発送できなくなるので、出品者は事前に送料を調べて価格設定しなくてはいけません。
商品が売れたあと、出品者は荷物を梱包し、営業所かコンビニに持っていきます。
レジで送料を取られることはないので、スマホだけ持っていけいば大丈夫です。
ヤマト営業所と郵便局は、窓口でメルカリの取引画面を開き、QRコードを表示させます。
あとは窓口受付の方がピッと読取り、サイズを測って、荷物に出力された伝票を貼って完了!
控えをくれますので、荷物お届け完了まで保管しておきましょう。
コンビニは自分で各コンビニの端末を操作し、QRコードをかざしてバーコードを発行します。
バーコードをレジに持っていき、受付伝票を発行。
3枚くらい伝票が出てくるので、自分で専用封筒に入れて貼り付けます。
間違い防止の為、店員さんでなく自分で伝票を貼らなくてはいけません。
また、コンビニではサイズを測ってくれないので、あらかじめ自分で調べておきます。
宅配ロッカーからの発送も同じで、タッチパネルで「発送」を選択。
QRコード読み取りし、お届け希望日とサイズを選択。
扉が開くので荷物を入れて、閉めたら受付番号を確認して完了です。
どの方法でも料金の支払いはありません。
商品代から勝手に引かれます。
繰り返しますが、送料が商品代金を上回らないようにすること。
営業所に持ち込む以外は、サイズを自分で測っておくこと。
ローソンには、こういう厚紙定規がありました。
ゆうパケットサイズを測るのに便利ですよ。
ネコポスの厚さ2.5cmまでにも対応した定規もありますし、ダンボールで自作してもいいです。
あとは取引画面で時間の指定があるか、相手に確認しておくと、スムーズですね。
実際にメルカリ便 匿名配送で送ってみた
本当に匿名で送れるのか?
実際に自分で送ってみました。
①出品時に「配送の方法」で「らくらくメルカリ便」を選択。
②商品が購入されたら、梱包して、持ち込み先を選択。
今回はヤマト営業所に持ち込みます。
サイズは自分で選択。選択すると金額が自動で表示されます。
あとは自分の住所と名前・電話番号が表示されました。
相手の住所は表示されません。
③サイズを選択したら、「配送用の2次元コードを表示する」をタップし、QRコードを表示させます。
④ヤマト営業所の受付に荷物とQRコードを見せて、「荷物をこれで送りたいのですが・・・」と言えば、あとは店員さんにお任せです。
「メルカリです。」というとスムーズですよ。
ネコピットという機械でピッと読取り、送り主などが表示された画面と
「中身は本だけですか?割れ物などありませんか?」
「日にちと時間の指定はありますか?」
など、確認されます。
画面には自分の氏名と住所は出ますが、相手の氏名と住所は表示されませんのでご安心を。
ただし、相手の住所の県名だけは表示されてました。
もちろん、送り状も届いた時には受取人の住所と名前しか記載されていません。
伝票が出力され、荷物に貼られます。
あと、控えをもらいます。
⑤先ほどのQRコード表示画面の下にある「商品の発送をしたので、発送通知をする」を押して発送通知をします。
受付直後は「発送済み」のとこに赤点がいますね。
この画面で配送状況を見れます。
便利ですが、「発送済み」から動かないな~と思っていても、突然間を飛ばして「配達済み」まで動くこともあるので、あんまりあてにしてません。
メルカリ便 匿名配送のトラブル
メルカリ便は便利なのですが、いまいち理解してないユーザーも多く、トラブルも起きています。
一番多いであろうトラブルが、匿名配送にできない!というもの。
くどいようですが、メルカリ便は出品時にメルカリ便を選択していないと、匿名配送は使えません!
出品時に配送方法を「未定」などを選択し、購入後にメルカリ便に変えると、匿名配送ではなく普通に送り先と依頼主の氏名・住所が表示されます。
購入者が知らずに、購入後に匿名配送でと言われても困りますね。
この場合は、事情を説明してそのまま普通に発送するか、匿名配送で再出品して再購入してもらうしかありません。
あとレアケースですが、実際にあったので。
購入者が匿名配送だと、気づいてない場合があります。
すると、購入者が商品を受け取った際に送り主の住所が伝票にないため、「送り主が自分の住所を書かないなんて、非常識!」と怒ってしまうことがあります。
もし、誤解による不当な評価を受けた場合、取引IDを記載してお問合せから運営に連絡してください。
運営の判断によりますが、修正してもらえる場合があります。
もう一つトラブルになるケース。
購入後に、送り先変更を依頼された場合。
メルカリ便で、送り先を出品者側で変更することは不可能です。
※購入者側の操作で、クロネコメンバーズと連携したり、コンビニ受け取りに変えたりすることはできます。
出品者側で送り先を変更するには、配送方法をメルカリ便以外に変えて送るか、一旦取引をキャンセルするかです。
メルカリでは購入後に購入者が自分の登録情報を変更しても、出品者には変更前の住所が表示されます。
メルカリ便もすでに購入した後では、変更前の住所でヤマトに出力されているはずです。
メルカリの利用規約にも、同様の旨が書かれています。
どうしても購入後に送り先を変更したいなら、いちど取引キャンセルして、再出品・再購入が無難ではないかと思います。
発送方法をメルカリ便以外に変えると、送料差額とか発生してややこしいことになりそうですし。
メルカリ便は、送料がとってもお得になります。
私のように地方に住んでいると、同じサイズで東京に送ろうとすれば300円~1000円も違うんで。
匿名配送やQRコードなど、慣れてしまえば普通の宅配便より楽だと思いますよ。
複数箇所に送るときは、伝票の貼り間違えに注意しましょう!
小さめのものをたくさん送るときは、郵便かクリックポストのほうがいいかもしれません。
私は本をたくさん出品しているので、匿名配送にはできないですが、クリックポストで送ることにしています。
中身と宛先を確認しながら、梱包して発送準備ができ、ポスト投函で送れるので便利です。
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