スマホで気軽に売り買いでき、お小遣い稼ぎにも人気のフリマアプリ。
ユーザーは20代〜40代の世代、特に女性が多いです。
「でも、ネットで個人売買って大丈夫?」
不安で、使いたいけど悩んでいる方も多いはず!
特に女性は、住所がばれたり個人情報流出しないか心配ですよね。
個人売買に関わらず、ネットでの売買はリスクがあります。
リスクとメリットを比較して、使うべきかどうかは自己責任で判断しなくてはいけません。
私が使っている「メルカリ」「ラクマ」の安全性とメリットをまとめました。
フリマアプリ、安全面から比較してみた!
現在、圧倒的ユーザー数を誇るのが「メルカリ」。
後発ながら、手数料安めの「ラクマ」。
2つのフリマアプリについて、安全性という点について比較してみます。
比較するのは 個人情報はどこまで守られるか? ・トラブルと運営のサポート体制 の2点です。
個人情報はどこまで守られるのか?
フリマアプリが広まった理由に、取引相手に自分の住所を公開しなくてもやりとりができる匿名配送があります。
匿名配送では、出品者も購入者もお互いの住所および電話番号を知らせることなく、取引ができます。
知らされる情報は、どこの都道府県かだけです。
例えばゆうパケットを使った匿名配送便の場合
出品者がもらう控え伝票には、届け先の郵便番号上5桁と都道府県名までが表示されます。
購入者に届く荷物の伝票には、依頼主の郵便番号上5桁と都道府県名までが表示されます。
ヤマト伝票の場合は、うろ覚えですが
出品者は、届け先の都道府県名までは発送の手続き画面に表示されていました。
購入者に届く荷物の伝票には、依頼主の情報は何も記載されていませんでした。
ただフリマアプリの購入画面に、発送元の都道府県は表示されるので、都道府県名まではお互い知れるということです。
都道府県名が表示されるのは、届くまでにかかる時間を予想しやすくするためだと思います。
匿名配送があれば相手に個人情報をほぼ渡さなくてすみます。
そして、メルカリもラクマも、匿名配送サービスがあります。
ただし使い方が要注意で、出品する時は最初から「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」「ラクマパック(日本郵便のみ)」を選択した場合のみ。
配送方法が「未定」になっている場合、購入後に匿名配送にすることはできません。
購入者は出品ページに「匿名配送」と表示されているかどうかをチェックして購入できます。
ユーザー同士では、匿名配送を使えば個人情報を守ることができます。
次に運営側が握っている個人情報ですが、これはどんな会社でも流出の可能性を0にすることは不可能でしょう。
またメルカリもラクマも、一度個人情報を登録すれば退会してもアカウント削除しても、運営会社側は個人情報を消去することなく保管します。
規約にも記載がされています。
退会者の個人情報保管は、二重アカウントや不正アカウントを防ぐ目的があるからです。
もはや個人情報の流出を100%防ぐのは不可能でしょう。
自衛するには、怪しいメールは開かない。
公式名を名乗っていても本物かどうか、ネットで情報を集めてからにする。
不審なカード決済情報がないか、日頃から使用を把握しておく。
クレジットカードには名前を書くこと!
名前がないクレジットカードが不正利用されても、補償されないことがありますからね。
そんな風にネットリテラシーを高めて、自衛するしかないですね。
ネット使わないで生きるのは、もはや至難の業だと思います…。
トラブルと運営のサポート体制について
これは、実際に使っての個人的感想がほとんどです。
まずメルカリですが、かなり世間に浸透したこともあり、サポート体制が強化されていると感じます。
例えば悪質な出品に対しては、購入してしまった場合、返金などでメルカリ運営側が対応するようになりました。
ただし基本的にトラブルが発生した際は、当事者同士で話し合って解決してくださいというスタンス。
双方で折り合いがつけば、運営にキャンセルや払い戻しを願い出て、実行してもらえます。
問合せは電話対応なし。
原則、問合せフォームから連絡します。
なおトラブルが発生した場合、取引評価はつけないこと。
取引評価をつけてしまうと取引完了となり、運営の介入ができなくなります。
話し合いは必ず取引ページのメッセージでやりとりすること。
直接電話などせず、運営が監視できるアプリ内でのみ交渉するようにしてください。
メルカリはユーザーが10代〜80代と幅広く、中にはネットリテラシーが低い、いわゆるカモも多いです。
そのため悪質な転売ヤーや、盗品・偽物を販売する輩も集まってきます。
運営側も取り締まりを厳しくしていますが、イタチごっこです。
悪質なユーザーは運営に通報できるようになっていますが、他のユーザーから通報されたのか原因不明で一般ユーザーのアカウントが停止される事例も出ています。
とはいえ、ほとんどのユーザーは優しい普通の人です。
こちらがマナーを守って使っていれば、それほど神経質になることはありません。
あとは変なユーザーにあたってしまったとき、どれだけ我欲を捨てられるかです。
嫌な思いをしても、変なやつだったと受け流せる度量が試される場所がフリマアプリだと思いますよ。(個人的な意見です)
ラクマも基本的にトラブルは当事者同士で話し合って解決というスタンスで、そこはメルカリと一緒です。
折り合いがついたら、ラクマも運営に連絡して払い戻しなどは対応してくれます。
一方で、ラクマはメルカリに比べると、運営のサポートや監視体制は弱いように感じます。
私は一度うっかりメルカリとラクマに規約違反品を出品してしまったのですが、メルカリは1日以内に削除・警告がきました。
ラクマは1週間たっても、ふつーに出品されたままでした。
規約違反品や悪質ユーザーを通報してもなんの対応もないので、監視の目が行き届いていない怖さはあります。
ラクマがメルカリほどトラブルが多くなく、詐欺ユーザーもまだ少ないという現状がありますが。
というか、ユーザー数自体少ないですからね(笑)
さらに購入前申請システムが、トラブル予防に一役買っています。
いわゆる横取りを防止したり、悪評価ユーザーに売らないようにするためのシステムです。
ただデメリットもあるので、私はあまり設定してません。
新規登録に楽天会員アカウント連携が必須になり、悪質なユーザーが複数アカウント作りにくい状況もあります。
その分一般ユーザーも増えにくいんですけどね。
まとめると、
- 原則、当人同士で話し合って解決する
- トラブルが起きる頻度は、ラクマの方が少なさそうな気がする
- 運営のトラブル時サポートは、メルカリの方がいい気がする
証拠となるデータがなく、感覚的なものですみません。
一応、メルカリ・ラクマどちらも400回以上取引しての感想なので、信憑性0ではない…と思います。
フリマアプリを使うメリット
トラブルあれど、フリマアプリがこれだけ広まったのは、やっぱり便利だからだと思います。
私が使って実感しているメリットは、ざっと思いつくだけで5つあります。
- 安く買える
- リサイクルショップより高く売れる
- ハンドメイド品を売れる
- 不要品をお金変えられる
- 商売を体験できる
1.安く買える
プレミア商品でない限り、定価より安く買えます。
オークションと違い価格が先に分かっているので、普段の買い物に近い感覚で買えますしね。
2.リサイクルショップより高く売れる
モノによりますが、基本的には高く売れます。
買い取り業者は在庫を抱えるリスクがあるため、買い取り相場は決まっています。
フリマやヤフオクは自分で在庫を抱えるリスクを持つため、その分高く売れます。
3.ハンドメイド品を売れる
趣味で作ったものを売るのには、ミンネ、クリーマといったハンドメイド専門のアプリもあります。
ただし著作権に引っかからないように。
アンパンマンやミッキーなど、キャラクターものの生地やデザインはNGです。
ミンネやクリーマは、本当に作家と名乗れるハイレベルの出品者揃いです。
ハンドメイドはメルカリの方が売れやすいですが、価格が安くないと売れない傾向にあるので、自分のレベルにあった場所での出品が大事です。
4.不要品をお金に変えられる
もう使わないけど、捨てるにはもったいない。
そういう物はフリマアプリで、予想外に高く売れることがあります。
ただし送料と手数料もあるので、相場価格も調べて出品した方がいいです。
ちなみに最近の若者は、メルカリで売る前提で買い物するそうです。
メルカリで売れるかが市場価値の基準の一つになっているって、時代を感じますね〜。
5.商売を体験できる
フリマアプリで売るということは、小さな小さなビジネスでもあります。
安く仕入れて、高く売る。
商売の基本ですが、実際に自分で売るものを用意するところから、相手に売って、お金をもらって、評価される。
普通に会社員していると、こういう実感をともなった体験はなかったなぁと思います。
所詮は会社の売上ですからね…。
給与となって自分の懐に入ると頭ではわかっていても、実感がね…。
商品を用意して、利益を考えて、お客さんにどうアピールするか、売った後はどうするか。
全部の流れを体験できるのは、個人的には大きなメリットだと思ってます。
お金をもらうんだから、ちゃんとやろう。喜んでもらおう!という気持ちもあります。
一方でここまでやるのは手間と割に合わないな、と効率を考えるようにもなりました。
商売するって、楽しいし、奥が深いものですね。
メルカリやラクマだと、金銭やり取りは運営のシステムが使えます。
配送や保障も、運営のシステムを使えます。
個人でビジネスするのに、使えるシステムが揃っているのは、とても魅力的です。
メルカリの社長が「個人に武器を与える」みたいなこと言ってましたが、フリマアプリはネット時代に個人が使える武器の一つなんですね。
リスクもあれど、上手く使いこなせれば最強ですよ!
フリマアプリの知られざるリスク
最後に、フリマアプリで見落とされがちなリスクについて、書いておこうと思います。
自分が知らないうち法を犯したり、詐欺を助長したりするかもしれないのです。
例えば、フリマアプリに、盗品やニセモノの出品がある場合があります。
これは、本当に分からず騙される可能性もあります。
ですが盗品の場合、知らずに購入しても盗難時から2年以内なら元の持ち主に返さなければいけない可能性があります。(民法193条)
何より盗品なんて、買いたくありませんよね。
以前、まだビニールをかけたままの新刊を、定価以下で多数出品していた方をみました。
「なぜ新品を定価以下で売っているのですか?
同じものを間違って買うにしても数が多すぎると思うんですが?」
とコメントしたところ、ブロックされました。
後日、家族のスマホでそのアカウントをチェックしていたら、アカウントごと削除されていました。
運営からペナルティがあったのでしょうか。
こういう怪しい出品者からは、どんなに新品が安くても買わないことです。
盗品の可能性が高いのと、取引中にアカウント削除されると面倒なことになりますので。
また、自分自身が罪の意識なく違法行為をしてしまうことがあります。
例えば、原因不明だけどメルカリアカウントが停止されてしまった場合。
メルカリアカウントは、1つのスマホに1個しか作れません。
携帯電話番号の認証が必要だからです。
不便だからと新たにアカウントを作ろうとして、メルカリを使わない友人の番号を借りてSMS認証すると「私電磁的記録不正作出罪(刑法161条の2第1項)」に問われる可能性があります。
これは簡単に言えば、私文書偽装罪の電子版みたいなものです。
他にもamazonを利用した、無在庫転売があります。
こちらはメルカリ・ラクマの規約違反ですが、それ以上に個人情報保護法に違反する可能性があります。
転売自体は違法ではありませんが、無在庫転売はやり方がアウトですね。
また転売を継続的なビジネスとして行う場合、古物商許可が必要です。
個人の生活用品を売却しているレベルならいいのですが、毎月毎月数万円稼いでいるとなると、ビジネスと判断される可能性があります。
各自治体の税務署の管轄なので、基準が曖昧なところですが。
副業としてフリマアプリの利用を考えているなら、古物商許可があった方が安全ですね。
なお、輸入転売の場合は古物商許可はいりません。
フリマアプリが登場したのは、2012年頃でしょうか。
まだ新しく、法整備が追いついていないのが現状です。
気軽に使える一方で、知らないうちに違法行為をしてしまうこともあります。
特にネットに関することは、何が違法で何がセーフなのか、完全に把握している人なんていないでしょう。
まさかこれが違法行為だったなんて…!というのは、他人事ではありません。
私も知らずにフリマアプリで禁止行為をしてしまったことがありますし、そこに罪の意識なんて皆無でした。
かといって、なかった時代には戻れません。
上手く使えば、フリマアプリは便利です。
メリットにも書きましたが、今まで捨てていたものが誰かに売れたり、ビジネスの勉強になったり、自分の家計を見れば明らかに恩恵の方が多いです。
便利なので正しく使っていきたい、そう思います。
もしこれから、フリマアプリを始めてみたいと思ったら
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楽天会員でない方は先に会員登録して、会員サイトからポイントキャンペーンないかチェックしてください。
たぶん、何かしらのキャンペーンやってますから。
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