フリマアプリでも、ヤフオクでも、商品説明って大事です。
ネットで買う場合、購入者は手に入れる前にお金を払うんですから。
よっぽど「欲しい!」って思わないと、たとえ1円の商品でも買いません。
現物を触ってみて買う、ウィンドウショッピングとは違うんですよ。
それと、フリマアプリって個人が販売しているじゃないですか。
言ってしまえば、素人が売っているんですよ。ちゃんと説明してないと、安くしたって売れません。
私も100回以上フリマアプリで売ってますが、最初の頃は何を書いたらいいか分からなくて、大変でした。
商品説明って商品のことはもちろん、毎回コピペでいいから書いておくだけで余計な手間が減る部分もあるので、その辺のコツをご紹介します。
商品説明に必ず記載すること
まず、絶対書いておいた方がいいってこと5つです。
- 品番・正確な商品名と状態
- 購入時期、購入場所
- 賞味期限、使用期限
- 保管方法
- サイズ
1.品番・正確な名称と状態について
電化製品などは、型番・品番を載せてください。
型番が分かれば、ネットで詳しいスペックやレビューをお客さんが自分で調べられます。
アパレル品で名前のある商品なら、正確な商品名を載せておくといいです。
例えばユニクロのダウンなら、「ウルトラライトダウンコンパクトコート」など、長いけれど正確な商品名があれば、お客さんにもわかりやすいです。
ブランド品なら、シリアルナンバーがあるなら、載せておきましょう。
単純に価値が高く感じられますし、本物であると信用しやすくなります。
シリアルナンバーは無いものもあります。無いからって偽物というわけではありません。
そして商品の状態です。
傷の有り無し・破損や汚れ具合。
写真を載せるだけでなく
「小さなシミのようなものがあります。写真4枚目をご確認ください。」
といった感じで文章でも説明があるとわかりやすいです。
わかりやすく説明することで、丁寧で信頼できそうな感じを受けます。
2.購入時期、購入場所について
電化製品の場合は、製造年も分かるなら載せておきましょう。
何年製かによって、機能が少しずつ変わってきますので。
アパレル品でも、年によって流行の型が変わるので、いつ買ったのかわかるなら載せた方がいいです。
ブランド品の場合は特にですが、購入場所も分かれば信用されやすくなります。
「去年ハワイに旅行に行った時、ショッピングセンターで買ったcoachの長財布です。
数回使いましたが、ふだん使いには小さい財布がよかったので仕舞っていました。」
こんな感じでリアリティを感じられる具体的な説明があると、信用されやすいです。
ブランド品の場合、偽物も出品されているのは、もうみんな知っています。
だからこそ、お客さんが信用できるように、できる限りの情報は伝えた方がいいです。
少しでも怪しいと思われたら、買う手が止まってしまいますから。
3.賞味期限、消費期限について
化粧品や食品関係は賞味期限、購入時期を書いた方がいいです。
書いてないと気になって、お客さんはコメント欄で聞いてきます。
お客さんがこっちの返信を待っている間に、他に同じ商品で賞味期限が記載されているものが出てたら、そっちを買ってしまうでしょう。
迷わず買えるように、賞味期限があるものは書いておきましょう。
化粧品の場合は、賞味期限はなくても購入時期を書いていた方が親切です。
今年買った口紅なのか、去年買った口紅なのかでも、違いますしね。
古いものほど不利になるので、購入時期をわざわざ書かなくてもと思うかもしれません。
ですが、買った後で古いから返品したいと言われるかもしれません。
購入ボタンを押してから、取引メッセージで購入時期を訊かれる方が厄介です。
信用に関わる部分ですから、隠さずにいた方がいいと思います。
悪い評価がつくと、それを消すのはほぼ不可能ですから気をつけましょう。
4.保管方法
自宅保管です。と、一言あった方がトラブル回避できます。
あと、ペットや喫煙者の有無も記載しましょう。
気にしている人、すごく多いです。
商品が相手に届いてから、クレームが来てトラブルになるケースもあります。
衣類の匂いやペットの毛は、悪い評価につながります。
アレルギーで死活問題の人もいるでしょうしね。
梱包前にも、髪の毛など付いてないか検品してください。
5.サイズ
当たり前ですが、外形とサイズは載せてください。
色、形、大きさ、素材も分かれば欲しいです。
素材なんかは、表示タグの写真を載せてもいいですよね。
家具や大きいものなら、縦・横・奥行。
バッグや財布などは、高さ・横幅・マチ幅・持ち手の長さ。
衣類なら、着丈・肩幅・バスト・ウエスト・ヒップなど。
採寸がめんどうなら、自分が着た時の感覚を書くといいです。
「身長158cm・体重50kgの私が来て、ゆったりサイズです。
袖は手のひらがちょっと隠れるくらい。裾はお尻が隠れるくらいです。」
みたいな感じで。お客さんがイメージしやすいように伝えましょう。
身長と体重がバレるけど、買う方にはわかりやすくていいですよ。
購入者目線で考える!
商品説明を書く前に、ちょっと考えて欲しいことがあります。
お客さんは「どうやって自分の商品ページまでたどり着く」のでしょうか?
これは大まかに、3パターンあります。
- ザッピング
- キーワード検索
- リピーター
リピーターになってもらうのは、フリマアプリではなかなか難しいです。
よほど特徴ある品ぞろえでないと。
セレクトショップのような、世界観がハッキリした商品ばかり売るなら別ですが。
例えば、ファンシーで可愛い乙女なものばかりとか。
ダイエッターで筋トレグッズや健康食品ばっかりとか。
ハンドメイド作品だけ売っているとか。
そういう特色あるお店でないと、リピーターになってもらうのは難しいと思います。
なので基本的には、ザッピングかキーワード検索で、自分の商品を見つけてもらうことになります。
ザッピングとは、商品をザーッと眺めながら探す方法です。
特に欲しいものが決まっていなくて、「いいものないかなぁ?」とヒマつぶしにアプリを見ているだけのことが多いです。
ザッピングしているお客さんに買ってもらうには、とにかくトップ写真と価格設定が重要です。
そもそも、写真と価格しか表示されてませんからね。
そこをなんとなく眺めて、気になった商品をタップして、はじめて商品説明を見てもらえるのですから。
ザッピングで大事な、写真と価格設定のコツは別記事にまとめてます。
商品説明欄が重要になるのは、ザッピングよりキーワード検索しているお客さんに対してです。
商品説明に書いたことは、キーワードとして検索されます。
そう考えたとき大事なことは、なにをどう表記するか。
例えば、「FACTFULNESS」というベストセラーになった本を出品したとします。
お客さんはこの本が欲しいとき、どんな言葉で検索をかけるでしょうか?
「FACTFULNESS」「ファクトフルネス」「FACT FULNESS」「ファクト フルネス」
ざっと思いつくだけでも、4つ考えられますね。
これを全部、商品説明欄に入れます。どれで検索されるかわかりませんから。
商品名は「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」にして、説明欄には「FACT FULNESS(ファクト フルネス)」と書くとか。
そういう感じに、全部のパターンを入れておくといいです。
最近の検索機能は賢いので、「ファクトフルネス」だけでも引っかかるかもしれませんが。
フリマアプリによっても違いますし、商品によっても微妙に違います。
ハッキリわからない以上、全部のパターンで商品説明欄に入れておくといいです。
検索ワードは商品名だけではありません。
例えば、アクセサリーやバッグを、クリスマスプレゼントにしたかったら?
カテゴリー検索とキーワード検索を合わせて探すと思いませんか?
バッグカテゴリーで、「クリスマス プレゼント」などのキーワードで探すかもしれません。
自分で包装ができない男性なら、ラッピングされているものが欲しいかも。なら「ラッピング」も検索ワードとして考えられますよね。
他にも「フォーマル」「カジュアル」「お祝い」「結婚式」「成人式」「厄払い」「パーティー」などいろいろ考えられます。
出品する商品によって、検索ワードになる言葉はたくさんあります。
例えば、年賀状の季節はインクがよく売れますが、「正規品」「エプソン」「キャノン」「純正」などで探す人が多いでしょう。
出品する商品に合わせて、お客さんはどんな用途でこの商品を探しているのか、意識して検索ワードを入れるといいですよ。
検索ワードを商品説明に盛り込むにあたって、1つ注意すべきことがあります。
検索妨害しないように、関係ないキーワードを入れないってことです。
よく見るのが、アパレル系に多いのですが、数種類のブランド名を入れているもの。
こういう行為は検索妨害として通報されると、ペナルティとなる可能性があります。
気持ちはわかりますが、ルイヴィトンを検索してコーチが出てきても、買う人は少ないでしょう。
そのわずかな可能性のために、ペナルティのリスクを犯すのはやめたほうがいいです。
あと単純に信用されなくなるのでね。
モラルのない売り方をしていると、モラルのないお客さんがきます。
すると結局トラブルになって、面倒くさいことになるので、変な人を呼びよせないためにも節度ある売り方をした方がいいでしょう。
コメントがつくマジックワード
無駄なコメントのやり取りは無い方がいいですが、時にはコメントが多くついた方が得することもあります。
それは、「いいね」が複数ついているとき。
「いいね」した商品に他の誰かがコメントすると、「いいね」したみんなに通知が行きます。(オフにしてなければ)
すると、買われちゃうんじゃないかと他のユーザーさんも考え始めます。
そうなると、例えば価格交渉中でも「その値段で私が買ってもいいですか?」となるわけです。
実際に、それで先に買われたことも、買ったこともあります(笑)
では、どうすればコメントがつきやすいか?
簡単です。 「質問は、お気軽にどうぞ」と最後に書くだけです。
意外と、コメントってしづらいものです。
例えば、覗いてみたい店があって、けど買うか分からないのに入りづらい…。
そんな時、入口に「どなた様もお気軽にどうぞ」って書いてあるだけで、入る勇気が出ませんか?
世の中にはシャイで人見知りな人が多くいるものです。
私もですが、始めたばかりの初心者はコメントすら「こんなこと書いていいのかな…」と不安になっているものです。
そこへ「買う気のないいいねお断り。欲しい人だけコメントください。」って書いてあったら、ちょっといいなと思ったくらいじゃ諦めちゃいます。
あと、最後に書くってのもポイントです。
文章というのは、最初と最後が読まれやすいんです。
真ん中は、けっこう飛ばし読みされます。
なので、伝えたいことほど最初か最後に書いておきます。
商品説明なら最初に商品名やセールスポイントを書いて、最後に「質問は、お気軽にどうぞ」って添えるといいですよ。
欠点は隠さず記載すること!
中古品を売るのですから、どこか欠損があるかもしれません。
傷、シミ、汚れ、日焼け、破れなどは隠さずに商品説明欄で公開してください。
書いてないと、あとあとトラブルになります。
欠点を書く場合、言い回しをちょっと変えるだけで印象が変わります。
例えば、衣類のシミ 「袖口にシミがあります。」とシンプルに正直に書いてもいいですが 「袖口に小さなシミがあります。捲れば見えません」とか。
本なら「多少の日焼けがあります。」より 「多少の日焼けがありますが、読む分には問題ないです。」とか。
お客さんが買うのに、ポジティブになれる要素をいれてあげるといいですね。
出品用基本テンプレート
本当に基本の部分です。 必要なものを足して、使ってください。
私の場合、最後の4行は毎回コピペで入れています。
売れることよりも、余計なトラブル防止のためです。
「商品名」
○月に購入し、2回ほど使いましたが ほとんど汚れなく、美品です。
メーカー:
品番:
商品名:
色:
サイズ:縦 横 高さ(cm)
重さ:
簡易包装で発送いたします。
自宅にペットや喫煙者はいません。
ご質問は、お気軽にどうぞ☆
返品は受けつかかねるので、必ずご納得の上でご購入をお願いします。
単純なことですが、長い文章は読みやすく改行してください。
強調したい部分は【】でくくるなどしてもいいですね。
まとめ
- お客さんが質問しなくていいように、基本情報を載せる
- 商品名は正確に
- 状態は悪くても隠さずに
- 購入場所を書いてリアリティを感じさせる
- 賞味期限と購入時期は質問される前に書いておく
- お客さんはけっこう、保管方法とペットと煙草を気にしてる
- サイズ感は、身長と体重を公開して伝えよう
- 検索ワードを意識する
- ペナルティにも注意する
- 最後に「質問は、お気軽にどうぞ」と入れる
- 欠点には、ポジティブな言葉をつけ足す
全ての商品が、これだけ細かく書かないと売れないというわけではありません。
本当に人気の品は、商品名だけで売れます。
大事なのは、お客さん側の立場・目線になることです。
そして、信頼されること。
商売は信用第一ですね。
商品説明以外の売るコツは、こちらの記事からどうぞ。