フリマアプリで売れるかは、写真が9割です。
それくらい、商品写真で売れ行きが左右されます。
でも、難しいことはありません。
コツさえつかめば、簡単です。
コツは「インスタ映え」と共通しますから、なんとなく、皆さん理解していると思うんです。
でも、なんとなくでしかないから、上手く撮れたり、撮れなかったり、ムラが出てきちゃいます。
その「なんとなく」をクリアにすれば、毎回クオリティ高い商品写真が当たり前に撮れるようにると思いませんか?
この記事では、「なんとなく」分かっていたコツと、
フリマアプリにおすすめの加工アプリをご紹介します。
フリマアプリは、商品写真が9割の理由
フリマアプリで最初にみる商品情報が、写真です。
ここでクリックされなければ、決して売れません。
商品写真をクリックしてもらうことは、最初にして最大の壁なのです。
商品写真の最大の役割は、クリックしてもらうことです。
もう一つ、商品写真の大事な役割があります。
ほとんどのフリマアプリで、商品写真は4枚掲載できます。
1枚目が、クリックされるための写真です。
2枚目以降は、情報を伝えるための写真です。
これが2つ目の、大事な役割です。
「百聞は一見に如かず」というように、写真は文字より情報量が多いです。
しかも読むより早く、情報を伝えます。
フリマアプリの写真は、クリックされる魅力的なものと、
購入希望者が知りたい情報を伝えるもの、2種類が必要なのです。
クリックされる魅力的な写真の条件
メルカリを眺めてて思わずクリックしちゃう写真は、どんなのでしょう?
欲しいものが、ハッキリ、綺麗に写っている写真ですよね、きっと。
「ハッキリ、綺麗」って、具体的にどんな写真でしょうか?
- ピンボケせず、輪郭がくっきりと分かる
- 背景と商品の明るさが違う
- 背景と商品の色が違う
- 商品の全体像が分かる
これが「何が写っているかハッキリ分かる商品写真」の条件です。
背景と商品は、白黒写真でも分かるくらい差をつけるといいですよ。
暗い色の商品なら明るい背景、明るいカラフルな商品なら暗い灰色などの背景といった具合です。
また、背景と商品の素材が違う方が、見栄えがいいです。
服など布製品なら、背景は壁や板、紙素材など。
腕時計なら、布地で高級感を出すのも手です。
「思わずクリックしたくなる魅力的な商品写真」には、さらにもう一つ条件がつきます。
- 生活感の無い、綺麗でお洒落な雰囲気
フリマアプリって基本的に中古品を売ってます。
中古品だけど、綺麗でまだまだ使えますよってことが伝えるために、なるべく生活感を消すことが大事です。
買う方だって、中古でも綺麗で新品に近いものが欲しいですよね。
綺麗で新品に近いものは、生活感が感じられないものです。
ハッキリ、綺麗で生活感の無い写真を撮る具体的な方法
一眼レフやプロのような撮影セットはいりません。
お家にあるもので、簡単にできます。
用意するものは、スマホのカメラと、大きめのカレンダーです。
あと、商品ですね。
1.部屋を片付けて撮影場所を作る
生活感を消すため、余計なものが写らないように部屋を片付けて撮影スペースを確保してください。
逆光にならないように、窓の光が当たる壁側がいいです。
2.カレンダーを裏返して、壁に画鋲で固定
床にまで広がるように。折り曲げないで、自然なアールができるようにします。
私は写真のように、畳んだお布団にカレンダーの上を挟んで使ってます。
これは撮影スタジオの背景に当たる部分です。
カレンダーでなくても、大きな光沢感のある紙があれば代用できます。
むしろ、カレンダーが代用品ですよね。
3.スマホの撮影モードを設定
と言っても、フラッシュをオフに、サイズをスクエアにするだけです。
グリッドが出せるなら、あった方がバランスとりやすいです。
グリッドってのは、撮影画面に出せる補助線みたいなやつです。
こんなの↓
iPhoneだと設定で出せますよね。
あると上下左右、垂直水平のバランスがとりやすいです。
特に四角い本やCD類は、まっすぐ撮れると見栄えがいいです。
4.商品を置いて、撮影
昼間の自然光で撮ると、綺麗です。
プロ曰く、「素人が上手く撮りたいなら、天気のいい日に外で撮れ」だそうです。
どうしても夜しか時間が無い人は、レフ板を置くといいです。
白い厚紙を2つ折にして立てれば、レフ板代わりになります。
実際に、私が夜に部屋の電気で撮影した写真がこちら。
どっちも、加工はしてません。
使っているのはiPhone5seです。
部屋の電気はLEDの白い光です。
似たようなので、ちゃんとした商品もあります。
テーブルフォト ミニスタジオ シンプル背景紙スタンドと背景紙・レフ板の3点セット |
実は私がやっている写真の撮り方は、この商品を参考に考えました。
別に買わなくても、できるなと思ったので(^^;)
フリマアプリ2枚目以降の写真の撮り方
2枚目以降は、商品の情報を伝えるための写真でしたよね。
これは商品によって違いすぎるので、一概に言えないのですが。
絶対に必要なのがありまして、傷や汚れ部分です。
中古品ですから、あるなら包み隠さず載せてください。
届いてから傷があったと発覚すると、トラブルになって面倒くさいだけです。
あとは、付属品があれば全部載せましょう。
逆に付属しないのに演出だけで置いた小物は、勘違いの元になるので、できるだけ無い方がいいと思います。
特に、箱ですよね。
写真にあるのに商品に含まれないものは、商品説明の一番最初に書いてことわって置いてください。
中間だと読み飛ばしかねないので、必ず最初でお願いします。
あとは商品ごとに気になる箇所ですね。
服ならタグ、洗濯表示、袖口、裏など。
おもちゃなら電池部分、ボタン部分、箱の表示など。
家電製品ならコード、裏、電池部分、角のハゲやすいとかなど。
本なら裏、背表紙、側面の日焼け具合など。
カバンや靴なら、底、中身、金具部分など。
自分が買うときを思い出し、チェックしたい部分を載せるといいですよ。
こういった見てわかる情報があると、買うときに余計な質問が出ません。
フリマアプリは隙間時間で片手間に出品できるのがいいとこなのに、質問ぜめで売れなかったら面倒くさいし疲れます。
写真は1回撮っておけば、再出品でも使いまわせますしね。
写真加工に便利なアプリ
ぶっちゃけ、スマホのカメラだけで十分綺麗に撮れると思います。
が、どうしても撮影場所を作れなかったときに使える、綺麗に撮れる便利なアプリがあります。
例えばコートとか、洋服をかけて撮影するとき使うと、割と綺麗に撮れました。
それが、Foodie です。アンドロイド版はこちら。
本当は食べ物を美味しそうに撮ることが目的のアプリですが、食べ物以外も綺麗に撮れます。
だいたい「YU1」か「YU2」で撮るといい感じに明るさがあり、色もはっきりします。
もう一つ、写真4枚では傷やタグ、付属品を載せきれないって時に使えるのが、LINEカメラです。
複数の写真を組み合わせて1枚の写真を作る、コラージュ機能が便利ですよ。
まとめ
- 1枚目の商品写真はクリックされるためのもの
- 綺麗で生活感のない写真がクリックされる
- カレンダーの裏と白い厚紙で、撮影スタジオとレフ板が作れる
- 自然光で撮るのが、一番簡単にキレイに撮れる
- 2枚目以降は、情報を伝える写真
- キズ・汚れ・気になる部分は隠さず載せる
最後に、1枚目の商品写真は、どういう構図で撮ったらいいのか?
簡単に構図を決められるようになる裏技があります。
上手い人の構図をパクるんです。
自分の出品する商品と似た物を「売り切れ」で検索します。
その中で、自分がいいなと思った構図をパクります。
簡単ですね。
言い方は悪いですが、今の世の中でいいとされているモノ全て、どこかで何かをパクっています。
「学ぶ」の語源は「まねぶ」で、真似と同じと言いますし。
上手い人の手法を見て盗むのが、一番のコツだと思います。