「僕らはSNSでモノを買う」感想 SNSマーケティング、言うは易し…実践は難し

もはや生活の一部となっているSNS。

SNSが私たちの購買行動けっこうな割合で影響していることは、自明でしょう。

では、SNSは具体的にどういう風に影響していて、どう利用したらいいのか?

『僕らはSNSでモノを買う SNSマーケティングの「新法則」』は、SNSによるマーケティングの手法について解説している本です。

ポップな装丁に、帯には「UGC」「ULSSAS」といった新しい単語。

手に取った時は、専門用語だらけでワケわからなかったらどうしようと思いましたが、意外と易しく読みやすかったです。

素人がSNSマーケティングのプロに質問するという、会話形式で進むので、マーケティングとかよくわからないけど興味があるレベルでも理解できる内容となっています。

「僕らはSNSでモノを買う」概要

SNSの登場により、世は一億総メディア化時代。

広告だけでは、ユーザーまで情報が届かなくなっています。

SNSマーケティングが有効らしいですが、具体的にはどうしたらいいのでしょう?

ポイントになるのは、

  • UGC(ユージーシー)
  • ULSSAS(ウルサス)
  • スモール・ストロング・タイ(小さくて強い絆)

(引用:本書6ページより)

100社以上をコンサルティングしてきた、SNSマーケティングの第一人者・飯髙悠太さんによるノウハウ解説本です。

こんな人におすすめ!
  • マーケティング初心者
  • 自分で集客したい個人事業主
  • SNSをビジネスに活かしたい人

「僕らはSNSでモノを買う」感想と印象的だった部分

「UGC」と「ULSSAS」がなぜ大事?

SNSマーケティングについて書かれた本書ですが、気になったのは帯でも喧伝していた新しい言葉2つ。

「UGC」と「ULSSAS」

UGC(ユージーシー)は「User Generated Contents」の略。

ユーザーが作ったコンテンツのことです。

よく、〇〇ジェネレーターとかありますけど、Generateは生成するって意味ですね。

 

例えば、このブログ記事も私個人(ユーザー)が作ったコンテンツです。

本書のUGCの1つが、この感想記事ってことですね。

SNSで言えば、インスタ映え投稿とか、ツィッターの投稿もUGCになります。

 

ULSSAS(ウルサス)については、本書からそのまま説明をお借りしました。

ULSSASというのは、

UGC(ユーザーが作ったコンテンツ=口コミ)

→Like(いいね)

→Search1(SNSで検索)

→Search2(ヤフー、グーグルなどで検索)

→Action(行動・購買)

→Spread(拡散)を指す造語。

(引用:100ページより)

 

SNSマーケティングにおいて、「UGC」と「ULSSAS」。この2つの概念がとっても重要だということです。

スタートがUGC(口コミ)から始まるので、いかにUGCを作ってもらうかがポイントですもんね。

 

つまり、SNSで商品が売れる過程は、まずユーザーが商品に対してなんらかのコンテンツ(UGC)を投稿します。

例えば、インスタ映えのわたあめとか。

それを見たフォロワーが、かわいい!と「いいね」します。

「いいね」したフォロワーは、わたあめを調べて買いにいきます。

実際にわたあめを買って、「買ったよ〜」とインスタ映え投稿します。

それを見たフォロワーが、「いいね」して、買って、インスタ映え投稿して…拡散!

SNSで流行るって、こういう流れかと。

 

ちなみに最後のSを、Shea(シェア)ではなく、Spread(拡散)としたのは、最近は「どうぞ見てくださいね」という情報提供というよりは、最初から拡散を目指した「承認欲求をのせた投稿」の意味合いが強いからで、これもまた最近のユーザーの特徴的な行動となっています。

(引用:104ページより)

なるほど。自分がわたあめを食べて満足するだけじゃなく、わざわざ写真撮って投稿するのは、わたあめ屋のためではなく、「いいね」をもらうという自分のための行動なわけですね。

こういう心理を理解して、マーケティングを仕掛けていけば効果的ですよということを、爽やかに解説している内容が本書の個人的なイメージです。

 

マーケティングは何から始めればいい?

最初にやったのは、やはりミッションとユーザーを明確にすることです。

(引用:185ページ)

SNSマーケティングといえど、根幹は変わらないなと思った一文でした。

なぜ、これを売るのか?

誰に届けるのか?

SNSの登場によって情報の伝わる経路は変わりましたが、伝える側も伝える相手も人間であることは変わりません。

AIが発達したからって、AIにモノを売るわけじゃないですからね。

だから根幹は変わらない。

新しい技術によるテクニックに惑わされないことが大事ですね。

 

SNSの登場で大きく変わったこと

SNSの土俵では、大企業でも、中小企業でも、個人でも、同じように情報を広げることができる。これって、夢があるよね。

(引用:236ページより)

誰に聞いたか忘れましたが、インターネットは個人に武器を与えると言っていました。

まさにSNSが、その武器であるなぁと思います。

社長でも大統領でも芸能人でもないただの人が、人とは違った視点を持っていたり、鋭い洞察力があったり、いち早く新しいサービスをレビューしたりして、「インフルエンサー」と呼ばれる存在になる時代ですもんね。

面白い時代だな、と素直に思います。

子供たちがユーチューバーになりたいと思うのも、わかる気がします。

なれそうですもんね、SNSの存在する世界でなら。

「ぼくでもなれるかも」ってリアリティを感じると、人は行動を起こしますから。

夢のある時代だなぁって思います。

 

まとめ

  • SNSマーケティングの鍵は、UGCとULSSAS
  • ミッションとターゲットの明確化から始めよ
  • SNSの土俵では、大企業もあなたも同じように情報を広げられる

自分のビジネスにSNSを活用したいって人は、ノウハウをわかりやすく解説してくれているので、おすすめの1冊です。

帯の「UGC」と「ULSSAS」に惑わされた感ありますね。

中身はカタカナ用語は多いけど、言っていることはシンプルで分かりやすかったです。