保険を貯金代わりに?初心者にはおすすめしない資産運用方法です!

A子

「今さあ、保険入ろうか考えてんだけど、これだとお金返ってくるしいいよね?」

B子

「そろそろ貯金だけじゃなく資産運用しようかと思うんだけど、保険だといざという時も使えるしお金も貯まるしいいよね?」
…真面目に答えると、長くなるけど聞く?

ぶたこ

生命保険販売員をやめたら、こういう相談?されるようになりました(笑)

30歳くらいの女友達だと、結婚しているコも多いですしね。

しっかり家計のこと考えて、お金貯めるだけじゃなく、増やそうと。

自分に何かあっても大丈夫なように、保険に入った方がいいかな、と。

いいことだと思います。思いますよ。

だけどね、やめとけ。

保険の本質を理解せず、保険で資産運用など危険極まりない。

なぜ私が数ヶ月で保険販売員をやめたのか?

売る商品が無いからですよ。

こんなの売ってられるか!ってくらい、わけのわからない商品しかなかったからです。

保険商品は知れば知るほど、必要性を全く感じないものばかりです。

保険の本質・貯蓄の本質

私は生命保険の販売員でした。

いわゆる生保レディですね。

保険屋さんになると最初に、保険は「相互扶助」である。と習います。

相互扶助というのは、みんなでお金を出し合って、誰かに何かあったらそこからお金を差し上げましょう。ということです。

いいことですよね、助け合いの精神。

言い換えれば、怪我した人が総取りシステムです。

これが、保険の本質です。

 

では、貯蓄の本質とは何か。

富を蓄えることですね。

人類が狩猟から農業にシフトチェンジしたことで生まれた概念。

食料という人類にとって価値あるものが、生産し保存しておけるようになった。

富とは生み出せるし、蓄えられるものです。

これが貯蓄の本質です。

 

資産運用できる!貯蓄型保険の中身

では、保険で資産運用するとはどういうことか?

保険は相互扶助。みんなでお金を出しあいます。

そのお金を貯めておいたり、投資して増やしたりします。

そこから誰かに何か不幸があったら、お金が差し出されます。

 

ということは、貯蓄型保険の中身はどうなっているのか?

  • 何かあった時、みんなに払うための貯蓄部分
  • 増やそうとする投資部分
  • 保険屋さんの人件費
  • 保険屋さんの備品代や建物代や諸経費など

グラフでイメージすると、こんな感じです。

※筆者のイメージで割合は適当です

ここで注目したいのが、各経費の割合が不明ということ。

これ、売っている保険屋さんも、まず分かりません。

お客さんが払っている金額の、いくらが保障にあてられ、いくらが投資に、保険屋の給料分も経費も、割合不明なんです。

 

保険商品価格の中身

保険販売員が習うのは、保険商品は「予定利率」「予定死亡率」「予定事業費率」で決まっていますってこと。

まとめて「基礎率」っていいます。

これはどんなものか、すっごく簡単に言うと

予定利率は「投資してこれくらい増やせる見込み」というもの。

予定死亡率は「これくらい不幸があって、保険金払うことになるだろう」というもの。

予定事業費率は会社維持費。人件費とか備品代とか。

 

では、1つの保険商品でこれら3つの基礎率を全て公開しているのか?

ほとんどの商品が予定利率しか公開してません。

予定利率と予定死亡率は、勝手に保険会社が設定できるものではなく、国がすでに決めているものです。

予定利率は「標準利率」という定まった基準があり、これを基に各保険会社で設定します。

出来上がった保険商品は国に検品に出し、この予定利率なら現実的数字だなっていうOKサインをもらって販売されます。

ということで、同じ商品なのに保険会社によって価格が大幅に違うは、あり得ないのです。

 

ていうか、全く同じ保険商品は、まず作られません。

つまり、保険商品で価格競争は起こりにくいってことです。

だから中身、切り口を変えて商品に独自性を持たせて販売しています。

ムダに複雑な商品が多いのは、このせいですね。

 

そして保険販売員は、価格の中身がどうなっているの知らずに売っていることがほとんどです。

予定事業費率が分からないので、知りようないですしね。

分かったところで、お客さんにとっては不都合な費用ですから。

保険会社としては、公表したくない部分です。

それをあえて公開したのが、ライフネット生命です。

予定利率は説得材料になるので、公開しますけど。

 

保険商品が資産運用に向かない理由

ここから、本題。

なぜ元保険販売員の私が、友人に貯蓄型保険はやめとけというのか?

それは、保険機能と貯蓄機能をセットにするなんて効率が悪いからです。

 

保険の本質は、相互扶助。

いわば、怪我した人が総取りシステムです。

自分が出資したお金が、誰かの為に使われわけです。

これは、貯蓄という目的に反する仕組みですね。

 

また、保険商品の中身を見て分かったと思いますが、投資されている金額が不明です。

自分は投資にいくら使っているのか?

そんなことも分からず資産運用とか、思考停止もいいとこです。

投資するのに手数料いくら払っているか、分からないんですよ?

怖くないですか?

 

保険は保険。投資は投資。

専門家でない一般人が、ただでさえ意味不明な金融商品をさらに複雑にした貯蓄型保険は危険です。

それよりだったら、保険は保険機能だけを持たせた掛け捨て。

投資は自分で証券口座作ってやった方が、はるかに単純で簡単です。

 

だって貯蓄型保険だと仮に5000円支払ったとして、本当はいくら投資に回されているか分からないんですよ。

販売した担当者さえも。

もしかしたら、1000円しか運用されてないかもしれないのに。

 

自分で証券口座作って投資すれば、払った金額ー手数料で、すぐに分かります。

いたってシンプル。

しかも今は、ネットで簡単に証券口座つくれますし。

証券会社窓口や銀行窓口に行かなくても、お家で株が買えますからね。

 

おすすめの保険会社と証券会社

私は保険自体が必要ないものとは、思ってません。

できるだけ少ない方がいい、とは思いますけど。

保険は保険、投資は投資。

複雑な金融商品は、1商品1機能で考えるのが基本です。

その上で、自分の必要としている機能だけを選んで買うのがいいでしょう。

 

たとえ信用している身内の保険販売員がいても、自分で選んで買ってください。

元保険販売員として言いますが、たとえ身内でも他人の最適な保険設計はほぼ不可能です。

それっぽいものは作れますけど。

だって、情報が足りないんですもん。

あなたの収入、給与、消費活動、会社での立場、信条や生き方の理想、どれだけ知り尽くしても、足りません。

それにそこまで話してくれるお客さんは、まずいません。

 

「よく分かんないから、任せるよ」

こんなスタンスでは、いいカモですよ。

身内ってことを考えても、一般的な例から「子供がいるお父さんだからこれかな~」ってのを作ります。

本当は必要のない入院保障や給与保障、貯めるより保障を手厚くと考えるかもしれません。

でも本当は、いつか娘が海外留学行きたいって時のために、資産運用に割合を割くべきかもしれないのに。

 

だから、自分で考えて選びなさい!と言ってるんです。

保険の本質を理解して。

相互扶助、怪我した人が総取り。

じゃあ、どれくらいを貯金し、投資し、保障に回すのか?

自分で決めてください。

人任せにして失敗した時の後悔は、半端じゃなくらい深いですよ。

 

以上を踏まえた上で、

生命保険・医療保険を買うなら、ライフネット生命をおすすめします。

ネットで売っている分、予定事業費率が低いです。

対面販売でないので、販売員のノルマや無能さに影響されません。

生命保険販売員なんて、無能なのが多いから信用しちゃダメです。

女性なら一度生保レディになってみれば、分かります。

 

証券会社もやはり、ネット証券がいいです。

私は、楽天証券を使っています。

もしくは、SBI証券。

理由は大手で品揃えが多いから。

NISA口座も同時に申し込んだ方がいいです。開設まで時間かかるので。

初めてで投資は怖いと思うなら、楽天証券の方がポイントで投資信託が買えるのでおすすめです。

ポイントなら減っても精神ダメージ少なくて済みます。

投資はやらなきゃ分からないことが、いっぱいありますんで。

あとは本なりセミナーなり、実践しながら勉強していくと、知識がすんなり腑に落ちるので理解が深まります。

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まとめ

  • 貯蓄型保険は中身が複雑すぎるから、買わない
  • 保険は保険、投資は投資、1商品1機能で考える
  • 保険の本質は、怪我した人が総取り
  • ネット保険、ネット証券がコスパ良し

将来的には、保険など金融商品の営業マンは必要なくなるんじゃないかなぁと思っています。

個人情報を元に最適な金融商品設計なら、膨大なパターンから最適解を導けるAIの方が優れてますからね。

お客さんへの共感や悩みを引き出すっていう部分なら、人間の力が必要ですけど。

そもそも「お金」自体の価値認識が変わりそうな気がします。

AIが生産から全ての労働をになったら、お給料あげなくてもいいですもんね。

誰も給料もらわなくなったら、「お金」いらなくなるんじゃないかなぁ。なんてね。